私たち株式会社シンクアロットが、「こどもたちの世界観を広げる」をミッションに提供する、園向けの世界交流プログラム「EN-TRY(エントリー)」。ただ、一口に「世界交流プログラム」と言っても、園の方針や思い、そしてこどもたち一人ひとりに違いがあるように、交流ひとつとっても、同じものはありません。そこで、「EN-TRY」について分かりやすくお伝えすべく、今回は、Aoraki Explorers様(ニュージーランド)の、明照幼稚園様(神奈川県三浦郡葉山町)との交流に関するインタビューをお届けします!
■はじめに:園向け国際交流プログラム『EN-TRY』に込めた想い
急速にグローバル化が進む中、「国際社会で活躍できる人材を育てる」「多様性を受け入れ尊重し、世界の人たちと協働できる」というのは、現在の教育の大きなミッションです。一方、同世代の海外の人たちと日常的にふれあい、コミュニケ―ションを取れる機会のあるこどもたちはごくわずかに限られます。実際、海外の人たちと話をする機会がないまま大人になり、英語という言語の障害以上に、海外の人と話すことに苦手意識があり、一歩引いてしまう、そんな方が多いのではないでしょうか。
もしも、幼い頃から海外がもっと身近な存在であったなら。感性豊かなこどもたちの世界がどれほどの広がりを見せるのか。そんなことを考えると、とてもワクワクします。
「世界は広いこと」
「世界には違うところも、同じところもあること」
「世界の人たちは、友達になれる存在であること」
どうしても、こどもたちにこの3つを伝えたい。それも小さなうちから、特別なこどもたちだけでなく、あらゆる環境にあるすべてのこどもたちに対して。そんな想いから、国内と海外の園同士をつなぐ交流プログラム「EN-TRY」は生まれました。
■交流成功のカギはプロセスにあり:EN-TRYの交流プログラム(ライブ前)のご紹介
「EN-TRY」のプログラムのメインとなるのは、リアルタイムで園同士をつなぐオンラインでの交流ライブですが、実は、世界交流イベントを盛り上げる鍵は、事前のプロセスにあります。「EN-TRY」では、できる限りこどもたちが純粋に楽しめる内容に加えて、きちんと、お互いの言葉や文化に違いや、同じところもあることを理解し、そこに関心を持つきっかけを提供することを重視しています。そこで、事前にお互いの国や文化について楽しく学べる動画教材を見たり(『交流国の紹介動画(例:日本紹介、ニュージーランド紹介)』)、相手の園の様子や、こどもたちの自己紹介動画を含めた『ビデオレター』を送り合うことを、最初の交流プログラムとして用意しております。相手のことを身近に感じてもらうことで、未知なものへの警戒心が解けるとともにお互いについて理解と好奇心が高まり、こどもたちが当日をワクワクした気持ちで迎えることができるこれらのプログラムも世界交流の一環として提供しています。
【交流国紹介ビデオのねらい】
交流園の国の文化(食べ物や、スポーツ、場所、言葉など)を先生と一緒に動画で学んでもらいます。海外園のこどもたちには日本を学べる教材を、日本の園のこどもたちには交流先の国を学べる動画を提供します。
【ビデオレター交換のねらい】
普段の園の様子や、こどもたちの自己紹介をビデオレターにして交換し、どんな友達と交流するのか、こどもたちの期待を高め、親しみをもってもらうとともに、海外の友達に自分をどのように自己紹介するのがよいかを考えるきっかけをこどもたちに提供します。
※園にて簡単な素材(写真・動画)だけ頂き、シンクアロットが制作します。
■いよいよライブ交流当日
今回、紹介いたしますAoraki Explorersでのライブ交流イベントは約45分。明照幼稚園(神奈川県三浦郡葉山町)のこどもたちとの交流です。ライブは、こどもたちが最後まで集中して参加できる長さにおさえています。実施したプログラムの一部をご紹介すると、①文化を学ぶ○×クイズ、②ファニーフェイスゲーム(にらめっこ)、③『ダンス交換』(「お互いのダンス紹介」)など、楽しみながらも、文化交流を図れる盛りだくさんな構成です。
当日の進行・通訳は、「EN-TRY」のマスコットキャラクター、海を越えて友達同士をつないでくれる「マグー」が務めます。実はこのマグー、国紹介動画や、ビデオレターなどにも登場するため、こどもたちにも馴染みある存在。マグーが登場するだけで、「かわいいー!」とこどもたちの間から歓声が上がります。
ゲームやダンスとイベントが進むにつれてこどもたちも盛り上がりを見せる中、今回、最も印象的だったのは◯×クイズでした。〇×クイズでは、マグーから「ニュージーランドにはキウイという名前のクマがいる」「日本では動物も温泉に入る」などお互いの国に関する問題が出題。すると、回答だけでなく「ニュージーランドってどこにあるんだっけ?」「私も温泉入るの大好き!」とたくさんの声が上がりました。それを聞いて、「EN-TRY」がこどもたちの「気づき」の機会を創出していることを実感し嬉しくなりました。
イベントもいよいよ終盤。最後はお互いへの質問コーナーです。マグーの「質問がある人―!」の声に反応して、「はい!」「はーい!」と勢いよく手があがります。「お気に入りのおもちゃは何?」「ニュージーランドでは、なんでお米を食べないの?」「幼稚園で一番楽しいことは?」と、こどもたちの質問は尽きることがなく、あっという間の45分でした。
【○×クイズのねらい】
お互いの文化に関連する相違点をシンクアロットが○×クイズに仕立てています。クイズと聞くと簡単に思えますが、どちらの国のこどもたちも文化の相違点を理解し、楽しめるよう、内容の企画と精査はシンクアロットが時間をかけて行っています。
【ダンス交換のねらい】
お互いの国や地域にまつわるダンスを実施し、真似し合います。発表会のように上手にやることが目的ではなく、お互い普段とは異なる踊りや歌を楽しみ、相違点を理解し楽しんでもらうことが目的です。一方で、英語を普段から取り入れている園様であれば、英語で振り付け付きの歌や、ダンス、ボディパーカッションを一緒に歌ったり、踊ったりも可能です。これによって、英語を学ぶことで、コミュニケーションが取れるようになることを、英語を学ぶ意義をこどもたちに理解してもらうことができます
■Aoraki Explorers スコット先生インタビュー:関心を惹きつける工夫があり、興味を持ってくれました
Q1)今回の交流実施に期待していたことは何ですか
他の文化・国を学ぶ良い機会になると考えたことが理由です。この世界には様々な国や人々が住んでおり、同じところもあれば、違うこともあるということを感じ取ってもらうことでした。
Q2)こどもたちにはどのような変化がありましたか
まず、子どもたちが日本にすごく興味を持ってくれました。日本のことを学ぶ動画を見て、園でも日本のことをみんなで話したりしました。なので、自然と日本に関するクイズや質問にも答えられるようになっていましたね。また園だけではなく、家庭でも、ご両親と一緒に日本語の挨拶を練習してくれていたそうです。
Q3)日本の子供たちはどのような印象でしたか
(交流に対しても)真剣で、交流を通じて、一人ひとりの能力がとても高いなと感じました。
特に、(交流した明照幼稚園の子どもたちは)音楽に力を入れているなというのがとても印象的でした。本番でも園歌を歌ってくれましたが、人数が多いにも関わらずリズムがそろっていて、驚きました。
Q4)プログラム全体を通しての感想を教えてください
すべて良かったですが、特に、マグー(EN-TRY 世界交流時の通訳・進行役のキャラクター)を使って、小さな子どもたちの関心を惹きつけたりするのはとても良い工夫だと思いましたね。ニュージーランドの子どもたちもマグーが大好きになりました。
■ニュージーランド「Aoraki Explorers 」さま実施概要
事前交流 |
①交流園紹介ビデオ(日本編) |
②ビデオレター交換 |
ライブ交流(45分) |
①挨拶 |
②ウォームアップゲーム(EN-TRYオリジナル) |
③○×クイズ(EN-TRYオリジナル) |
④ダンス交換 |
⑤ファニーフェイスゲーム |
⑥Q&A |
⑦写真撮影 |
◾EN-TRYへのお問い合わせ
本記事では紹介していない、実施費用についてや自園での開催について、その他、「EN-TRY」に関する各種お問い合わせは下記よりお願いいたします。
●オンライン説明会のご案内
弊社の提供するEN-TRY世界交流やSDGsプログラム「ちきゅうふれんず」について、2022年度に向けたオンライン説明会を開催いたします。
みなさまからのご質問もお受けいたしますので、導入をご検討されている方や、もう少し詳しく知りたいという方はぜひご参加ください。本説明会では、実施園・保護者の方の声や、ちきゅうふれんずの無料トライアルなどもご案内いたします。
【日時】
3/3 (木) 13:00~14:00
3/10(木) 20:00~21:00
3/17(木) 13:00~14:00
3/24(木) 20:00~21:00
※全日程とも同じ内容です。ご都合の良い時間帯にご参加ください。
※途中入場・退場も可能です
【ご参加方法】
オンラインでの実施ですのでどこからでもご参加いただけます。
下記イベント登録フォームからお申込みいただいた方に、説明会用URLをお送りします。
数分以内にメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダに入ってしまっている場合や、メールアドレスがまちがっている可能性がありますのでご確認ください。また、@thinkalot.jpからのメールを受け取れるようにご設定ください。
もしくは、en-try_community@thinkalot.jp 宛に①参加希望の日程②貴園名③ご担当者名④ご役職⑤メールアドレス⑥電話番号⑦ご住所を記載いただき、「オンライン説明会参加希望」と記載してお送りいただいても大丈夫です。
みなさまのご参加をお待ちしております!
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